高陽ドルフィンクラブでは、長年良好な水質検査結果を頂いている『地下天然水』を利用しています。
機械や薬品に極力頼らずに、自然がもつ力そのもので子供たちが元気に泳ぐ事ができるきれいな水を保つ事を心がけています。
伏流水とは、河川敷などの下層にある砂礫層の中を流れている地下水の事を指します。砂がフィルターになる事もあり、水質は良好である上、土壌の影響を受けにくい為、細菌などの検出が極めて低いという特徴があります。
太田川の上流には県内では数少ないブナやナラなどの原生林がまだ多く残されており、豊富な水量と水質の源となっています。太田川周辺地域の良質の伏流水はまさに原生林の恩恵であり、質の高い酒造りや漬物の製造にもかかせない天然資源となっています。
高陽ドルフィンクラブでは、太田川沿いという恵まれた立地条件を活かし、この伏流水を頂いてプールの水源として活用しています。
プール施設で多く用いられる「オーバーフロー水」の再利用はしておりません。もちろん文科省の基準でも原則禁止の「シャワー水」の再利用も実施しておりません。
きれいな天然水だけを使用することで塩素の注入量(※)を抑え、水の中で目を開けても痛くない水質を保っています。肌に敏感な方、アトピーの方にも優しい水を目指しており、実際にアトピー性皮膚炎を持つ生徒のご家族の方より喜びの声も多く頂いています。
※殺菌能力を保つため遊離残留塩素濃度0.4mg/L以上でモニタリング(広島市の遊泳用プール指導要綱に準拠)
皮膚への刺激や汗が症状悪化に繋がるアトピー性皮膚炎の方にとって、常時水で洗い流される水泳は好ましい運動だと言われています。一方で水に含まれる塩素が肌への新たな刺激になる事もあり、注意が必要です。
高陽ドルフィンでは、殺菌力を保つ塩素濃度のモニタリングを徹底しながら必要以上の注入は控えている為、肌への負担も少なくなっています。
毎日の水温測定はもちろん、入水時の『体感』も大切にしています。又、温度自動調整機能付のガス式温水器を導入しておりますので、冬季等に水温がいつのまにか低下する事等を防いでおります。
※ガス式温水器は排出物に伴う環境性能にも大変優れております。